意味:印税(著作権使用料)とは
「印紙税」の略称に由来する語という。著作権者が著作権使用料として出版者などから受ける金銭。定価および発行部数または販売部数に基づく一定歩合による。また、作曲家や歌手などがCD等の発売数、またカラオケ等での演奏数に基づいて受ける収入などにもいう。(広辞苑)
印税の概要
印税の仕組みは、販売会社と創作者の両者が居る事で成り立つ構造であり、販売会社が「版権」を持ち、創作者「著作権」を持つ形が一般的です。
中には、販売会社が創作者へ依頼し、先に依頼手数料を支払う事で、販売会社が「版権」と「著作権」の両方の権利を持つケースも存在します。
印税の種類
印税は、「著作権印税」「原盤印税」「アーティスト印税」の部類に分ける事ができます
著作権印税
著作権者がもつ権利を使用する対価として、販売会社より著作権者に支払われる著作権使用料(印税)の事を意味します。これは著作権法により定められています。
主に、書籍・マンガ・音楽の創作者に割り振られる権利となります。
原盤印税
原盤を制作する者を、レコード製作者と言い、著作物に密接に関与している者の事を指します。このレコード製作者に対し、支払われる印税を原盤印税と言います。二次使用として、テレビ局やラジオ局の利用者から著作物使用料として徴収でき、契約内容に沿った印税額がレコード製作者に支払われます。
アーティスト印税
アーティスト印税として馴染みのある形が、歌手としての印税です。別名、歌唱印税とも言われます。作曲家や作詞家の方に比べると印税率はかなり低めで、1%~3%程度が支払われていると言われています。
印税生活
印税生活と聞くと、働かずに一生安泰と思っている方も多いと思いますが、印税で生活できる方は本当に極ごく一部の方のみです。
その理由については、下記記事にて詳しく記載しております。