メンタリストDaigoさんも取り入れているオーディオブック勉強法。
うまく活用する事ができれば、膨大な本の情報を効率的に理解する事も可能です。
当記事では、オーディオブックで得れる効果やオーディオブックと読書の効果比較について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
・オーディオブックはメモ書きできないのが難点
・倍速再生し繰り返し聴く事で、脳に刺激を与え記憶として残りやすくなる
オーディオブックとは「本を耳で聴く」こと
オーディオブックとは、プロのナレーターにより朗読された書籍を耳で聴いて楽しめるサービスです。
(出典:audiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー))
2020年現在、日本ではどんどんコンテンツが増えており、ビジネス書・小説・語学学習・絵本など幅広く配信されています。
オーディオブックのメリット・デメリット
オーディオブックには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット】
いつでも好きなタイミングで本を聴ける
目が悪くても問題ない
両手を使わずに本が聴ける
暗闇でも読書を楽しめる
倍速で聴く事ができる
【デメリット】
ページめくりしながら全体把握する事ができない
耳が悪いと聞こえずらい
中古本として売る事ができない
上記のようなメリット・デメリットがありますが、アメリカや日本で今急激に利用者が拡大傾向にあります。
オーディオブック市場規模は着々と拡大傾向にある
日本能率協会総合研究所が発表した情報によると、オーディオブック市場は2024年には260億円規模にまで拡大する事が予測されており、2021年度には140億円規模で着地する事を予想しています。
また米国のオーディオブック市場は、2018年では約1,016億円規模に達し、2017年から5%の増加となりました。(参考:Forbesjapan)
オーディオブックの効果検証!耳で聴いて勉強する事は成立する
昔から語学習得のために、音声を聞いて学習する事には親しんできました。
ただ、本を耳で聴く事についてはどうなのでしょうか?
オーディオブックは脳にとってどんな効果があるのか
実際に、オーディオブックが脳にとってどのような効果があるのかについて、アメリカの専門家によって2016年に研究された結果があります。(Time)
(背景色部分:研究内容)
3つのグループを作り、書籍を聴くグループ・電子書籍を読むグループ・同時に読んだり聴いたりするグループに分けて、その後、各グループ全員がどれほど理解できているのかを測定するために、クイズを出しました。
クイズの回答結果は、各グループの理解度に違いがなかったといいます。
ただし、別の研究結果として電子書籍リーダーなどのデバイスで画面読みするのと、紙に印刷されたテキストを読むのと比較して、理解度が違い画面読みする方が効果が低かったとの研究結果もあり、そうなれば耳で聴くオーディオブックの理解度も劣るのでは?との意見もあります。
今回は、書籍を聴く場合と電子書籍を読む場合の比較結果でしたが、結果として効果があるが、理解度が劣る可能性もあるという着地となりました。
ただ普段、本を読む時間を取れない方にとっては、理解度が劣るにしてもオーディオブックは手放せないサービスであると多くの方が認識されているはずです。
前述したとおり、市場が拡大しているということは、利用者が増加しておりオーディオブックサービスの恩恵を受けている事と同義であります。
今後もオーディオブック市場は年々拡大していくことになることでしょう。
オーディオブックで倍速再生(速聴)した場合の効果について
最近はyoutubeが生活のTV代わりとなり、幅広い年代に利用されています。
youtubeでも倍速再生機能は搭載されており、利用している方も多いのではないでしょうか?
倍速再生する事で下記のようなメリットがあります。
(倍速再生するメリット)
時間短縮になるので効率的
頭の回転が速くなる
集中力アップ
必要な情報だけをインプット
オーディオブックでも倍速再生機能が搭載されており、サービスにもよりますが0.5~3.5倍程度までスピード調整する事が可能です。
高速音声は、聴覚を通じて脳を刺激し活性化する事で様々な能力アップに繋がります。
実際に、聞いてみればわかると思いますが、早い音声を聞こうとするとき、なんとか言葉を理解しようと集中し脳を使います。
上記の事から、オーディオブックで倍速再生する事で、多くのメリットを受けられる効果があります。
オーディオブックで学習する効果について
オーディオブックで学習する事で成果を挙げている方が、メンタリストのDaigoさんです。
(※オーディオブックに関して話している所から再生されます)
Daigoさんは、元々人工知能を専攻されており、TV出演の際、心理学について質問されると専門用語ばかりの回答となってしまい、スタッフや視聴者に全く伝わらなかったみたいです。
うまく説明するためにどうすれば良いか考え、行きついたのが「オーディオブック」だったのです。
Daigoさんがオーディオブックで学習する手順として、まずインプットしたい本を1~2回オーディオブックで聴き、ある程度、頭に内容を入れたら、その後は2~6倍まで上げて聴き続けます。
4倍速以上は、すべての単語が聞き取れなくなるのですが、聞き取れないと文章が頭の中で穴埋め状態となり、頭の中で穴を埋めていく作業がアウトプットに繋がる状態となり、結果、文章が丸ごと頭の中に入る事になります。
おさらいすると以下の学習手順となります。
①インプットしたい書籍を1~2回聴く
②ある程度、内容を理解できれば2~6倍速まで上げて聴き続ける
③4倍速以上で文章の穴埋め問題を解く状態にする
④結果、多くの文章量が暗記できる
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オーディオブックと読書の効果比較
ここでオーディオブックと紙の書籍の読書の効果比較をご紹介できればと思います
あくまで独自で体感した効果の比較となりますので、参考としてご欄下さい。
オーディオブック | 紙の書籍の読書 | |
---|---|---|
理解度 | 〇 | ◎ |
読み飛ばし | 〇 | ◎ |
時間効率 | ◎ | △ |
手軽さ | ◎ | △ |
メモ | △ | ◎ |
オーディオブックは手軽に聴き始める事ができるので、読み始めるまでの心理的ハードルがかなり低く感じます。
また、倍速などで読書時間を調整できる為、時間効率が良いのも魅力的です。
一方、耳で聴く為、紙の書籍を読んだ際によくやるメモ書きができないのが難点です。
上記の事から、オーディオブックは「手軽さ・時間効率」に魅力を感じれるサービスですが、メモ書きができない難点もあります。
使い勝手が良く効果が期待できるオーディオブックサービス
オーディオブックサービスは、いくつか存在しますが、どこが良いのか利用してみないと判断できないですよね?
いくつかサービスがある中でも、有名なAudibleとaudiobook.jpを利用してみた感想などを下記記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
オーディオブックの効果検証まとめ
ここまでオーディオブックの効果について解説してきましたが、まだまだ正確な研究結果は出ていません。
ただ、個人的には、工夫次第でいくらでもオーディオブックを有効活用できると確信しています。
本の概要を把握したいけど、時間がなくて中々読めない時には、オーディオブックはもってこいです。
そもそも、本が読みたくても読めない課題が多くあり、その課題を解決できることがオーディオブックサービスが始まった1つの理由でもあります。
まずは、オーディオブックで概要などを把握し、深く知りたい時には同じタイトルの紙の書籍を購入し、重要な箇所を熟読できれば、上記の課題は解決できます。
また、上述したメンタリストDaigoさんのように、オーディオブックで倍速を調整しながら何回か聞き直す事で、膨大な情報量をインプットする事も可能です。
ぜひ、オーディオブックを有効活用し、自身の知識拡大につなげ効果を体感頂ければ幸いです。
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