意味:コンセプトとは
概念。企画・広告などで、全体を貫く統一的な視点や考え方。(広辞苑)
どんな商品や店舗 or サービスでも、必ずコンセプトがあります。
・本物のお坊さんがいる寺カフェ
・24時間スマホでカンタンに呼べる!ベビーシッターマッチングサービス
なにかを企画し、形成していくには、上記のような全体を貫く統一的な視点や考え方が必要になり、それがコンセプトという事です。
コンセプトの類語
コンセプション・概念・観念・概念作用・概念構成
コンセプトの事例
上記で、コンセプトに関する意味や類語をご紹介しましたが、もう少し深く解説致します。
ここでは、少し事例をご紹介しながら理解を深めて頂こうと思います。
執筆ドットコムのコンセプト事例
まず1つ目に、当記事を掲載しているメディアの「執筆ドットコム」のコンセプトをご紹介致します。
ブランド名:執筆ドットコム
コンセプト:書籍や本の執筆~出版に関して役立つ情報を届ける
概念的な要素なので、広義ではありますが、執筆~出版に関して役立つ情報を届ける事を一貫して発信しています。
なので、上記のコンセプトに関して関係ない事は一切発信しないと言う事でもあります。
ファッションブランドのコンセプト事例
その他の事例として、馴染みのあるファッションブランドのコンセプト例をご紹介致します。
ブランド名:TAKEO KIKUCHI
コンセプト:色気と遊び心があり、今の時代をさりげなく着こなす男性のためのTOKYO発信ブランド
ブランド名:ユニクロ
コンセプト:LifeWear(究極の普段着)
同じジャンルであるファッションブランドであっても、上記のように全くコンセプトが違います。
長期的にみると、コンセプトによって、他者と差別化を図る事が可能となります。
「コンセプト」と「テーマ」の違い
コンセプトの意味が、企画を貫く統一的な視点や考え方である事は、上記にて理解して頂きました。
では、よく聞く「テーマ」とは、どう違うのでしょうか?
テーマとは?:議題・行動・創作などにおける主題のこと。
意味だけ見ると、なんとなく違うのかなと感じますが、詳細な違いがわからないですよね?
さっそく「コンセプト」と「テーマ」の違いについて解説していきます。
「コンセプト」に成り得るまでの初期工程が「テーマ」となる
テーマとは、議題・行動・創作などの主題であるとお伝えしました。
そのテーマが大枠として存在し、その中に企画・コンセプトが存在します。
上記のような3重の円として理解できるとわかりやすいのですが、外側から中心部に向かって、より深みが増している概念図となります。
概念図から見てわかる通り、「大枠のテーマがあり、その中で企画が生れ、その企画を形成していくのがコンセプトである」事がお分かりいただけるかと思います。
このように理解する事で、「コンセプト」と「テーマ」がどのように違うのか明確になります。
「コンセプト」と「ステートメント」の違い
先程ご紹介した「テーマ」とは別ですが、同じようなジャンルとして「ステートメント」という言葉があります。
ステートメント:声明。声明書。
最近では、企業が掲げるステートメントを、HPなどで見かける事が多くなってきたかと思います。
ステートメントは、ブランドやサービスを運営する上での「コンセプト」とは違い、コンセプトがあるブランドやサービスを運営する母体として企業があり、その企業がどういう思いで運営していくのかがステートメント(声明)です。
先程、コンセプトをご紹介した「ユニクロ」を例に解説致します。
ブランド名:ファーストリテイリンググループ(親会社)
ステートメント:服を変え、常識を変え、世界を変えていく
ブランド名:ユニクロ(子会社)
コンセプト:LifeWear(究極の普段着)
子会社のユニクロには「LifeWear(究極の普段着)」というコンセプトがあって運営されており
親会社であるファーストリテイリンググループには「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というステートメントが存在します。
「コンセプト」と「ステートメント」がどのように違うのかは、上記の事例で理解できるかと思います。
出版企画書におけるコンセプトの考え方
執筆ドットコムでは、「書籍や本の執筆~出版に関して役立つ情報を届ける」ことがコンセプトであるとお伝えしました。
もし、本や書籍を出版したいと考えている方は、下記記事を参考にコンセプトを含む出版企画書を考案されてみてはいかがでしょうか?
※商業出版を考えている方向けの記事ではありません。※BookTrip独自の考え方となる為、参考程度に留めて下さい。 出版企画書を考えていく上で、「出版する目的」の次に大切な要素が、「コンセプト」です。[…]
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