あなたは説明下手?説明上手?
3つの“すきま”を埋めて今すぐ実践!

本書の読みどころ

\こんな悩みを持っている方におススメ/

▶ 同じ事を何度も繰り返してしまう
▶ 自分の説明がなぜ伝わらないのかわからない
▶ 「説明がわかりにくい」と言われる

相手に説明しているけど、顔つきを見ると

「あ~この人、きっと理解していないだろうな~」

と思ってしまっているそこのあなた!

相手側がちゃんと理解していないから、仕方ないと思っていませんか?
実はそこに”大きな溝”があり、その溝の事を本著では”すきま”と呼んでいます。

上記の”すきま”を汲み取れる事で、日常のコミュニケーションの成果が劇的に変化しますよ!

あなたの説明がなぜ伝わらないのか。

その謎を本著で紐解き、お伝えします。

著者紹介

あなたの説明はなぜ伝わらないのか
伝わらない理由は“すきま”にあった

及川 翔太(おいかわ しょうた)

医療経営専門の経営コンサルティング会社。

オフィスHOWEVER代表。東京学芸大学卒業後、大手小売業に就職。研修販売会社を経て独立。高校生の頃、とてつもなくわかりにくい授業を受け、「わかりやすい説明とわかりにくい説明の違いは何か」に興味を持ち研究を始める。わかりにくい説明には、自分と相手の間に3つの“すきま”があることを発見し、その“すきま”を埋める方法を10年以上追求。

小売業時代、店舗内の20以上ある部署の中でNO.1の売上を達成。
その後、研修販売会社に転職するも、会社内でわかりにくい説明が多く、業務やコミュニケーションの障害になっていることを実感。小売業時代も同じことを感じていて、業界を問わず、わかりにくい説明が、作業効率の悪化やストレスの元となることを痛感する。“すきま”を無くせば作業効率の改善やストレスの軽減ができると考え、10年以上磨いてきたノウハウを体系化。その後独立。
現在はビジネスマンや学生を対象にセミナーや個別コンサルティングを実施。企業の新人教育や従業員教育にも携わる。

はじめに


<説明はすべての基礎になる>

「伝えたいことがあるのに、うまく伝えられない……」
「一生懸命教えているのに、なかなか理解してもらえない……」
「なんでこんなにも伝わらないのかわからない……」

そう感じたことはありませんか?

私たちは、毎日多くの説明をして過ごしています。
報告・連絡・相談・プレゼン・指示・面接・会議・学校の授業・昨日見たドラマの話……

これらはすべて〝説明〟です。ビジネスの会話も、日常の何気ない会話も、すべて〝説明〟をベースにできています。

説明がうまくできなければ、上司に的確に報告することはできません。部下に指示を出しても、意図した通りに動いてくれません。プレゼンで、自社の商品やサービスの良さをアピールすることができません。昨日見たドラマの話をしても、共感を得ることができません。〝説明〟はこれらすべての基礎になります。

毎日毎日たくさんの説明をしているのに、「うまく説明ができない」と悩んでいる人が多くいます。世の中には、〝説明が上手になる方法〟や〝報連相の仕方〟など、様々なスキルが存在するのに、自分の説明に自信を持てない人がたくさんいます。それは、説明が伝わらない本当の理由を知らないからです。

<「本当の理由」との出会い>

私が高校2年生の時の話です。〝それ〟は、ある授業での突然の出来事でした。

その授業を担当していた先生は、とてもとても優秀な方でした。有名な大学を卒業して、進学校で教鞭をとり、その教科の世界では名の通った先生でした。授業の内容は、どの教科書を見ても1ページ目に載っているような、基礎の基礎からのスタートでした。優秀な先生に基礎の基礎から教えてもらう、生徒にとっては理想的な環境でした。

しかし、いざ授業が始まってみると、「この先生、何を言っているのか全然わかんない……」「説明がわかりにくくて、全く理解できない……。これでは赤点になってしまう……」。

基礎の基礎から説明しているはずなのに、私を含めたクラス全員が、先生の説明を全く理解することができなかったのです。次の授業も、その次の授業も、先生の説明が理解できないまま進んでいきます。そして、ついに期末試験が目前にまで迫ってきました。

期末試験の前日、一番最後の授業がその先生の授業でした。前回の授業で試験範囲はすべて終わっていたので、その日の授業は試験範囲の復習をすることになりました。私はその日の時点で一通り試験範囲を勉強していたので、勉強しきれていない部分がないか、確認するつもりで授業を受けました(先生の説明は全く理解できていませんでしたが、試験勉強は教科書とノートを駆使して、何とかやりました!)。

復習の授業が始まると、不思議なことが起こりました。

「あれ? 今日の先生の説明、すごくわかりやすいぞ……!」

今までずっとわかりにくかった先生の説明が、その日はとてもわかりやすく、どんどん頭に入ってくるのです。「なんで今日はこんなにわかりやすいんだ? 急にどうしたんだ?」。私は驚きのあまり復習どころではありませんでした。

しかし、周りの友人たちを見てみると、反応がいつもと変わりません。顔に「相変わらずわかりにくい説明だ」と書いてあります。意識して先生の説明の仕方を聞いても、いつもと変わった様子はありません。疑問に思いながら授業を受けているうちに、その理由がわかりました。

「試験勉強をして予備知識がついていたからだ!」

先生はとても優秀です。先生は私たちのために〝1から〟教えてくれていました。しかし、優秀な先生の〝1から〟は、私たち生徒の〝1から〟ではなかったのです。先生にとっての〝1から〟は、知識の全くない私たち生徒にとっては、2や3から始まっていたのです。試験勉強をして予備知識がついたことによって、その差が埋まり、先生の説明が急にわかりやすくなったように感じたのです。

「先生と自分の間に〝すきま〟がある。この〝すきま〟が説明をわかりにくくさせているんだ!」

これが「本当の理由」との出会いでした。

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